2014/3/14 伊予灘 M6.2 の検証
1.2014/3/14 伊予灘 M6.2 が発生した
2.衛星画像をチェックしたところ 異常が認められた
2014/3/7 8:30 〜 3/7 17:30 の衛星雲画像の動画
以下準備中
1) 18日17:00頃からさざ波雲が出現し始めている
2) 19日7:30にははっきりさざ波雲が見られる
3) 上記動画を見ると周囲の雲は東に移動しているが、さざ波雲は台湾付近にとどまっている様子がわかる
→このことから気象条件に依存していないことがわかる
4) 14:00の画像では台湾東方沖にもさざ波雲が見られる
→このことから地形にも依存していないことがわかる
5) 18:00には消滅している
3.以上から予測できること
1) 1週間以内に台湾から石垣島でM=5級の地震が発生する可能性がある
4.結果的に予測が間に合わなかった理由
1) Sandraの地震予測の発表は前日4/19(日)で20日は観測作業は行っていなかったため
→今後はできるだけ毎日観測し、異常時は臨時予測を配信するようにします
5.最近の台湾近辺の地震発生予測
1)予測と実際
JP1503-02 | 03/05 | 2015/3/2 9:00 |
1週間以内 | 台湾〜与那国島 | M=5級 | ○ | 3/6 21:12 21.329/121.154 24km 4.7V 台湾 3/23 19:13 23.715/121.694 36.9km 6.1V 台湾 |
2)検証結果
・約3週間後にM=6級が発生している
・台湾付近ではMを小さめに予測してしまう
→今後は台湾〜沖縄地方〜小笠原諸島では大きめに予測するようにする
5.考察
1) 従来の経験則ではM=6以上の場合、3週間の先行期間をとっていたが、異常発生直後に地震発生となりうることを念頭に置く
2) 場所のずれについて
・4/12〜23の間ではM6以上の地震を予測するような異常はなく、4/19のみ下記のようにM=6以上の予測を出していた。
JP1504-06 | 04/19 | 2015/4/16 12:00 |
3週間以内(5/10まで) | 三陸沖 | M=6以上 |
・この方式での発生場所の予測精度は低く、この予測の相関地震である可能性もある。
3) 過去にも場所の判断ができず下記の例のように日本全土のどこかという予測を出したことがある
・このサイトTop Pageの過去地震予測検証の2013/11をご参照願います
JP1311-08 | 11/21 | 2014/11/17 16:00 |
3週間以内 (12/12まで) |
北方4島〜日本全土〜台湾 異常の範囲が広く場所の特定はできません |
M6以上 | ◎ | 下記が対応地震と判断します。 12/9 2:25 択捉島南東沖 震度2 M6.2 速報値 現在までのM5.0以上の地震は下記です。 11/25 12:23 宗谷海峡(45度59分/141度49分)震度3 M5.2 深さ 22km 11/28 2:45 苫小牧沖(42度01分/141度32分)震度3 M5.0 深さ 90km 12/3 18:16 茨城県沖(36度33分/141度30分)震度3 M5.5 深さ47km |
6.各種方式の予測検証
◎いづれの方式も相関性のある予測情報を出していた
1) 地震解析ラボ
・3/31発表:2015/04/03〜04/14備考参照/M5.0±沖縄から南方にかけて。海含む。
2) 地震科学探査機構(JESEA)予測
・1月15日以前発表 南西諸島 震度5以上 3か月以内
3) NPO法人地震前兆総合観測センター
・下記予測が上述のように間に合いませんでした
1週間以内に台湾から石垣島でM=5級の地震が発生する可能性がある