2019/1/18 21:46 千葉県北東部 震度3 M5.3と八街TBP観測の相関性

【発生地震】

2019/1/18 21:46 千葉県北東部                  震度3 M5.3


              Fig. 1 気象庁発表震度分布

八街観測点での異常の状況
・ Fig. 2に示すように1/12(地震発生の6日前)植物生体電位が急激に上がった。
・ 気象庁によると最寄りの佐倉AMeDASでは1/12、1/13には降雨はなかった。
・ Fig.3に示すように地震発生直前19〜2時間前に異常を観測した。


                  Fig.2 八街観測点における植物生体電位観測 Monthly データ



               Fig.3 八街観測点における植物生体電位観測 Daily データ


【追加検証】
・ Fig. 4に 2019/1/18 10:00 大気重力波観測異常を示す。
・ 関東地方を南北から挟むように大気重力波の異常がみられる。この時快晴のため平野部では雲がなく異常を観測できなかった。

                     Fig. 4 2019/1/18 10:00 大気重力波観測異常

・ Fig. 5に広島→鉾田間、Fig. 6に大阪→横浜間ノートパソコンAM放送波活用電離層擾乱観測異常を示す。
・ 地震発生の2〜3日前にσ>2の異常を観測したが相関は不明

           Fig. 5 広島→鉾田間AM放送波活用電離層擾乱観測異常


           Fig. 6 大阪→横浜間AM放送波活用電離層擾乱観測異常

【検証結果】
 地震と異常が同期しており、前兆であったと判断します。

【参考文献】
'03/5/26宮城県沖地震直前の植物生体電位観測データ
2011/3/11 三陸沖 M9.0 植物生体電位にて観測された前兆
電気通信大学 早川教授