2020/4/20 5:39 宮城県沖 震度4 M6.1とAM放送波活用電離層擾乱観測の相関性

【発生地震】

　　　　　　　　　　　　　　Fig. 1 気象庁発表震度分布

【釧路からのPathにおけるAM放送波活用電離層擾乱観測異常の状況】
・ Fig. 2, 3に相模原、浜松で観測した釧路からの異常データを示す。
・ 4/17〜4/19に異常を観測した。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fig.2 相模原観測点における釧路からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fig.3 浜松観測点における釧路からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ

【札幌からのPathにおけるAM放送波活用電離層擾乱観測異常の状況】
・ Fig. 4〜6に相模原、函南、浜松で観測した札幌からの異常データを示す。
・ 4/17〜4/19に異常を観測した。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fig.4 相模原観測点における札幌からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fig.5 函南観測点における札幌からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fig.6 浜松観測点における札幌からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ

【盛岡からのPathにおけるAM放送波活用電離層擾乱観測異常の状況】
・ Fig. 7、8に相模原、浜松で観測した盛岡からの異常データを示す。
・ 4/16〜4/19に異常を観測した。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fig.7 相模原観測点における盛岡からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ


　　　　　　　　　　　　 Fig.8 浜松観測点における盛岡からのAM放送波活用電離層擾乱観測データ

【検証】
・ Fig.9に宮城沖地震前の電離層擾乱推定領域と各観測点における受信Pathを示す


Fig.9 北海道各地から各観測点への受信Path上の電離層擾乱推定領域

【検証結果】
　地震と直前の異常が同期しており、前兆であったと判断します。

【参考文献】
・電気通信大学 早川教授